NeovimでAvanteを使いたい人向けのガイド(2025/7/5時点)

前回はCopilot.luaについて書いたので、今回はAvanteについて紹介してみます。

NeovimのAvanteプラグインでできること

チャットモード

Avanteでは、コードの質問のみ行う:AvanteAskと、編集を同時に行える:AvanteChatのコマンドが用意されています。
:AvanteChatでは、チャットをしながらコードの変更が可能です。CopilotChatのAgentモード相当の機能を有しており、複数ファイルの編集や、ファイル作成も行ってくれます。
また、コードの差分も見やすく表示されるので使い勝手は非常に良いです。 avante_chat

部分的に編集したければ、:AvanteEditを以下画像のように利用することも可能です。 avante_edit

また、mcphub.nvimを利用することでMCPも利用可能です。こちらはまだ試せていないので、別記事にて紹介しようと思います。 https://ravitemer.github.io/mcphub.nvim/extensions/avante.html

設定方法

ここでは lazy.nvim を使った設定方法を記載しています。

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	{
		"yetone/avante.nvim",
		build = function()
			-- conditionally use the correct build system for the current OS
			if vim.fn.has("win32") == 1 then
				return "powershell -ExecutionPolicy Bypass -File Build.ps1 -BuildFromSource false"
			else
				return "make"
			end
		end,
		dependencies = {
			"nvim-treesitter/nvim-treesitter",
			"stevearc/dressing.nvim",
			"nvim-lua/plenary.nvim",
			"MunifTanjim/nui.nvim",
		},
		ops = {
			---@alias Provider "claude" | "openai" | "azure" | "gemini" | "cohere" | "copilot" | string
	        provider = "copilot",
		}
	},

Avanteで使えるプロンプトの接頭辞

`@mentions`

@mentionsを使うことでプロンプトに情報を追加することができます

Mention	説明
@codebase	プロジェクト全体のソースコード
@diagnostics	diagnosticの情報
@file	特定のファイル
@quickfix	quickfix
@buffers	buffers

@codebaseと@fileがよく使うメンションになるかと思います。また、@fileについては以下画像のようにファイルの検索が可能で便利です。 avante_mention_file

`/`

スラッシュコマンドを使うことで特定の機能を呼び出すことができます

Mention	説明
/help	ヘルプを表示します
/lines	特定の行について質問します（例: /lines - <質問>）
/new	新しいチャットを開始します
/init	現在のプロジェクトに基づいてAGENTS.mdを初期化します
/clear	チャット履歴をクリアします
/commit	変更をコミットします
/compact	トークン節約のため履歴メッセージを圧縮します

/commitは自動で作成してコミットしてくれるので便利です。但し、git add、git pushは自身で行う必要があります。

まとめ

Copilot.luaと比較すると機能がかなり豊富になっていることがわかったかと思います。

チャットモードによるファイル編集・ファイル作成、部分的な編集ができるとともに、MCPも利用することができるのでこのプラグインを上手に活用できればVS Codeに劣らずAIを用いたコーディングができるプラグインになっているかと思います。

但し、難点としてチャットの回答が体感遅いのでこちらは我慢が必要です。(もしくは、copilotで試していたので他のモデルを利用することで改善するかもしれません。)

NeovimでAIコーディング (Avante編)

NeovimでAvanteを利用するための設定と活用方法